パッティングに苦しみながらも、室田淳(61)は通算8アンダーで1打差2位の好位置をキープした。「今日入ったのはあれだけ」というのは3番。左約10メートルを決めた。その後は3,4メートルのチャンスを何度も外し、グリーン上で首をひねった。10番パー5で2つ目のバーディーを取ったが、そのまま70で終えた。
「明日面白くするために、わざと外したの」と、ジョークで振り返ったが、すぐに練習グリーンに直行。「打ち方を毎日変えているんだよ。だからダメなんだよね」といい「細胞が死んじゃってる。練習ではいいのに、本番でこのタイミングで打てないんだよなあ」と、悩みは結構深そうだ。
それでも、最終日はいつも行動を一緒にしている首位高見和宏、同じ2位の崎山武志らとの優勝争い。
「おもしろくするよ。頑張ってもいいことないから、あまり頑張らないようにやるよ」と、逆転を思い描く。