大会ホストプロの加藤仁（56）が、通算6アンダーで８位に浮上した。2アンダーからスタートして２番でボギーにしたときには「予選落ちも考えた」という。５番で右手前から約15ヤードをチップインバーディーで取り返し「流れがよくなりました」と振り返る。後半３バーディーで首位に3打差につけた。目下賞金ランク49位。優勝すれば来年のシード権を得る。
「いえいえ、最終予選会に出るために50位以内に残るのが目標。いま微妙だから」という。今季はゴルフ規則でアンカリング禁止になったため、パターを長尺から普通のタイプにしたが「全然ダメだったんで、また長尺にしてアンカリングしない打ち方にした。その方が前の感覚でやれるので」と、徐々に今のスタイルに慣れてきている。「もう予選落ちの心配がないんで、最終日は上だけ見てやれますね」と、この大会で目標クリアを目指す。