小溝高夫(55)は「風邪」が功を奏した? 4アンダー68で4位につけ、クラブハウス内ではマスク姿で「風邪ひいちゃって、力が入んないから、曲がらない。飛ばないんで、いつものオレじゃないけどね」と、ちょっと苦しそうに言った。インスタートで1アンダーとして折り返した1番。10メートルほどのバーディーパットだったが、隣の10番グリーンで先輩の飯合肇(62)がイーグルを奪った瞬間「ギャラリーじゃなくて、オレに向かって『イーグル!』って、でかい声でガッツポーズして言うから、オレもその10メートル入れて『バーディー!』ってガッツポーズで言い返した」と笑った。
この大会は昨年初日首位(最終3位)だった。「コースが違うけど、なんか、相性いいよね。何かあるのかな」と首をひねり「今年はあの兜(かぶと)ほしいよ」と、兜の優勝トロフィーを狙う。