2週連続優勝がかかる水巻善典（58）が、首位に1打差3位の好スタートを切った。「グリーンの砂の量が少なくて芝が多いので微妙に切れるけど、プレーはしやすかった」と、1番で３メートルを沈めるバーディースタートから、７バーディー、２ボギーの67をマークした。バーディーのうち、５つは７メートル前後のパットが「気持ちよく」入った。
「僕は縦の距離はそんなにずれないので、グリーンも小さいし、乗ればチャンスになる」というように、同伴の高崎龍雄（52）が「いいもの見せてもらいました。ポンポン入っちゃうんだから」と感心するほどだった。10月から使い始めたという４、５番ユーティリティー（Ｕ）も味方になっている。打ち下ろしの５番パー３（194ヤード）では５番Ｕで１メートルにつけるなど「ゴルフが楽になった」という。「スライスしてくれるので、めちゃくちゃいいものでした。壊れたりしたら困るんで、もう1セット注文しちゃった」と笑う。
首位に室田、崎山がいるが「僕は2週連続優勝なんて考えないですよ。最終日の15、16番あたりで上にいたら考えます。気持ちよくやりたいですね」と、残り2日間に臨む。