山本善隆(65)がしぶとく、通算3アンダー4位につけている。2番で手前8メートルを沈めた直後の3番。「アゲンストだったんでちょっと力が入ったんやろな」と、左の山へ。OBまで2メートルほどのところで止まった。このホールをボギーにして6番でも落とした後の今度は7番パー5。「ここもおんなじ感じやった。左にビューッといってしもうて、OBまで1メートルぐらいで危なかった」。パーで切り抜けた。あわやOBを2度切り抜けて、最終18番では右8メートルに2オン。バーディーで締めてスタート時と同じ3アンダーグループに返り咲いた。
「これぐらいのゴルフをしていると楽しいわね」という。今季替えた中尺パターで安心感がでて「ほんと、替えて正解やった」という。65歳になったが「距離的にはそんなに負けないからね。まあ、今日一緒の鈴木(亨)は別格で、オレのドライバーと鈴木の3番ウッドがいい勝負だったけどね」という。75と崩れた鈴木を見て「でも、あいつはドライバーを打つホールがなくてかわいそうやった」と気遣うところも。
首位マークセンとは5打差。「あんなもん、相手にできんよ」と笑い「今の自分のゴルフなら、ベスト5に入れたらいいんちゃうかな。それが続いたら、だんだん積極的にいけるようになるし」と、目標は控えめだった。