山本善隆(65)は、2番で第2打110ヤードを入れるイーグルを奪って、3アンダー69をマークした。
「ピッチングウエッジ。あそこは奥に向かって下っているんで、ボールが消えたから転がって奥にこぼれたかと思った。同伴の友利や久保が入りましたっていうからウソやろと思ったけど、入っとった」と笑顔を見せた。ここからは堅実なプレーで、唯一のピンチだった8番でも4メートルのパーパットを沈めるなど、17番までパーを重ねた。最終18番をバーディーにして3アンダーで終えた。
今季は中尺パターに替えてから腕はスムーズに動くようになった。「パターがいいと、メンタル的にいい。リカバリーもよくなってパーを取れるし、ショットも無理しなくなるしね」と、グリーン上での悩みが減って好スコアが出るようになった。ドライバーも47インチのXXシャフトから、46インチと短くしてシャフトもXで少し軟らかくした。「スイングが楽やね。力まんでいい」と、こちらも効果があったよう。「ここはグリーンが速いから好きやね。あとは崩れんようにやるよ。優勝とか、ほしいしね」と、ベテランにも欲がでてきた。