最終日、6アンダー単独首位で発進した米山剛は、1番ホールから2連続バーディーの好スタートを切った。シニア初優勝への期待が一段と高まる。
「4番ホールで3パット、9番ホールは寄らず入らずのボギーが流れを切ったのかなぁ。後半もバーディーを取った次のホールでボギーを打ち、自分で勢いを消してしまいましたね」と米山は振り返った。
結局、6バーディーを奪ったものの、ボギーを5つ叩き、通算7アンダー・2位タイでフィニッシュ。優勝した真板潔には2打及ばず、シニア初Vは成らなかった。
「残り4試合で上位に踏み止まり、優勝争いに加われるようにベストを尽くすだけです」 米山の勝利の美酒は先送りとなったが、優勝の可能性が消滅したわけではない。一打の重みを改めて噛み締めた米山が、残り4試合で燃え尽きる覚悟だ。