最終日は９アンダー３位スタートの高見和宏。前半はショットが良くて、打てるところにしっかりと打てていた。初日のように6アンダーを出して、目標は１５アンダーだった。
しかし、思うようにパッティングが決まらない。前半からスコアを伸ばせずに、イライラが募る。結果は、４バーディ１ボギーの６９、通算１２アンダーで２位に終わった高見。目標には達しなかったが、今シーズン後半に向けて、自信につながったコマツオープンだった。
「まあ結果的には２位で良い成績だったと思います」と、大会を振り返った。
高見にとってこの３日間は、改めて気づかされたことがあった。上位争いをしている外国人選手や、ホールインワンを出して好調な羽川と同組でのプレーを通じて、自分の知っているゴルフが違うと感じた。
特に、マークセンのプレーを傍でみていて、「飛ばすだけがゴルフじゃないけど、マークセンも緊張した場面ではパッティングもアプローチも失敗があります。そういう場面での小技とかを磨いて、もっとスコアを作れるようになっていけばいいのかもしれない」と、高見は分析する。
来週は公式戦の日本シニアオープンが控えている。ラフも深く、正確なショットが求められるだろう。「マークセンもそうそうドライバーでパンパン行けるとは思わないので、自分の技を随所に使い、上位を狙って行きたい」と、高見は次のステージに目を向けた。