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シニアツアー

<コマツオープン・2R>ホールインワン達成で今季初Vが視野に入った羽川

2016年09月09日

 ホールインワン特別賞100万円(複数均等割)が懸かった168ヤードの16番パー3ホール。6番アイアンで放った羽川豊のショットはピン方向へ真っ直ぐに飛び、手前3メートルに落下すると、カップに吸い込まれるようにして入った。

「真っ直ぐ行ったな、着いたな、入るか、入ったかなとは思った。(ティーグラウンドからは)白いのが見えていたので、入っていないと思ったら、グリーン周りから歓声が上がったので……。カップの縁で白いのが見えていたけれど、グリーンに上がってみたら入っていたね」

 試合ではレギュラーツアーを含めて9回目。プライベート含めると15回目のホールインワン達成だ。

「去年もプライベートで1回かな、入りだすとショットが良くなる。ホールインワンは真っ直ぐ打つから入る。アイアンショットが良くなってくるとこういう結果に現れてくるよね」と羽川は満足そうに自己分析してみせた。

 1イーグル・5バーディーの65。通算10アンダーにスコアを伸ばし、首位に2打差の2位に急浮上した。今季初優勝を狙える好位置だ。

「マークセンがね、うまいからな」と羽川。「最後バーディーで、ノーボギーだったけれど、(自分としては)まだまだ、もうちょっと。それでも9番ホールのチップインバーディーとか、16番ホールでのホールインワンとか、今回は流れが良い。3番ホールでは長いの(7メートル)が入ったりとか。これでアイアンショットがもう少し切れるようになれば、もっと面白くなるんだけどね。

 まだショットがバタついているけれど、明日は行くしかないかね」

 今年のツアー前半はパット不振だったが、次第に復調して来たという。

2014年ファンケルクラシック以来の4勝目を飾るためのカギは、羽川自身が納得する切れのあるアイアンショット。この日達成したエースのショットのように、ピン真っ直ぐに飛ぶショットを明日の残り18ホールで再現するだけだ。