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シニアツアー

<広島シニア・FR>通算10アンダーの首位タイ3選手のプレーオフに突入。真板潔が自身初の年間2勝を達成

2016年08月26日

 午前8時アウトコース1番組スタートの米山剛が、試合をリードした。1番ホールでバーディーを奪うと5、8、9番ホールでもバーディーパットを沈め、ハーフターン後の10、11番ホールでもバーディー奪取。この時点で通算8アンダーとし、リーダーズボード最上段に米山剛のボードを最上段に押し上げた。その勢いは止まらず、16、17番ホールもバーディー、最終ホールは惜しくもカップインできず、通算10アンダーでフィニッシュ。ホールアウトした中で最もスコアの良い選手を意味する「クラブハウスリーダー」として後続組選手の動向を待った。

「通算11アンダーにしておきたかったですね。最終ホールもバーディーチャンスでしたがモノにできなかったのが悔やまれます。(最終組よりも2時間早いスタート時間のため)着替えたり、ストレッチをしたり、パット練習をしたりして(結果を)待ちます」と米山はプレーオフに備えた。

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シニア初優勝が目前だった米山「次回につなげます」

 コースでプレー中の選手にとっては「通算10アンダー」が目標となった。通算9アンダーで最終ホールを迎えた呂文徳、高松厚はパーに終わって4位タイ、崎山武志と平石武則は痛恨のボギーを打ち、通算8アンダーに後退したのだった。

 最初に米山を捕えたのは通算5アンダー・4位タイから発進した真板潔だった。スタートの1番ホールから3連続バーディーを奪取し、フロントナインでスコアを3つ伸ばすと、バックナインではさらにスコアを2つ伸ばし、通算10アンダー首位タイでフィニッシュ。プレーオフの様相が強まった。

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徐々に優勝に近づいてきているねと冨永

 先週のファンケルクラシックで2位タイの今季ベストフィニッシュをした冨永浩は、好調さを持続し、この第2ラウンドでも6バーディー・1ボギー66をマーク。通算10アンダーで首位に加わった。

 最終組でスタートした第1ラウンド首位の渡辺司は2バーディー・2ボギーの通算7アンダー・11位タイに終わり、米山、真板、冨永のプレーオフへ勝負の行方はもつれ込んだのだった。

 同ホール1ホール目は3選手ともにパーに終わり、同2ホール目に4メートルのバーディーパットをねじ込んだ真板が今季2勝目、シニアツアー通算4勝目を手にした。

 先週の覇者・室田淳は通算7アンダー・11位タイ、前年大会覇者の倉本昌弘は通算3アンダー・39位タイ。アマチュア男子部門は通算7アンダー・11位タイの吉田好輝選手、同女子部門は通算3オーバー・58位タイの藪下真衣選手が優勝した。