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シニアツアー

<広島シニア・FR>高校生も活躍!男子ベストアマは吉田選手、女子ベストアマでは藪下選手

2016年08月26日

 50歳以下のアマチュアゴルファーがPGAシニアツアーに初めて出場した大会としても注目を集めた広島シニアゴルフトーナメント。第1ラウンドで自己ベストスコアの67を更新する66をマークし、通算5アンダー・4位タイとなった広島国際学院高校2年生の吉田好輝選手、16歳。最終ラウンドは首位と2打差でスタート。3番ホールで3パットのボギーとつまずいたが、5番ホールでバーディーを奪い返した。

 その後はボギーを打たず、バックナインでは2バーディーを奪ってフィニッシュ。3バーディー・1ボギー69のアンダースコアをマークし、並み居るシニアプロに圧倒されることなく、通算7アンダー・11位タイで男子アマチュアの部優勝を手にした。

「6番パー4ホールでドライバーショットを大きく右に曲げ、3打目のリカバリーショットはピンまで残り50ヤードでした。それをサンドウェッジでピンに絡めて、パーをセーブできたのが今後のゴルフの自信になります。

 今日は(優勝した)真板潔プロのパワーあふれるドライバーショット、白浜育男プロのステディーなゴルフを間近で見られてとても勉強になりました。8月末の中四国オープンで上位に食い込み、日本オープン出場につなげることが目下の目標です。この広島シニアでの経験をすぐに生かせるよう頑張ります」と吉田選手は目を輝かせていた。

一方で、6名が出場した女子高生アマチュアでは、初日73、最終日72、通算145ストローク3オーバーの58位と健闘した広島国際学院高等学校の藪下真衣選手が表彰された。「米山プロと、比嘉プロと同組でプレーさせてもらったのですが、プロたちは、本当にショットが冴えていましたし、プレーのペースが早かったんです。今のジュニア選手では考えられないくらいです!トップスタートで流れも良かったのですが、プロたちのペースはほんとうに気分が良かったです。前半のプレーは100点でしたが、後半は思うようなマネジメントができず、悔しかったです」と、今日を振り返った。

同組の米山は、この日8バーディ1ボギーでホールアウト。比嘉も3アンダーと好調子で、彼らのプレーを目の当たりにした藪下選手は「これがプロの技なんだ」と、改めて感激した。「女子プロの試合には2回出場したことはあったのですが、シニア選手のプレーのイメージは、さすがに持ち合わせていませんでした(笑)。それでも、米山プロは、どんな状況からでも、寄せてパーセーブを決めてくるところは素晴らしかった。私はストレートにショットすることだけのゴルフ。だけど、プロのレベルになると、たくさんのショットの種類があったほうが有利なこともわかりました。二人とも、ショットを打ち分けていて、プレー中は『凄いなぁ』って見とれてました!新しいゴルフの見方ができました」と、収穫もあったようだ。

将来はプロゴルファーを目指す藪下選手。進学にも興味を示す18歳は、この2日間を「本当にいい経験をさせていただきました!」と、最後は笑顔をみせた。