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シニアツアー

〈FANCL CLASSIC 2R〉44インチパターで、米山は自信回復。「いい加減」初優勝を飾る気配十分

2016年08月20日

 1アンダー・19位タイから通算5アンダー・5位タイにジャンプアップし、首位とは1打差の優勝争い圏内に食い込んだのが米山剛。シニアルーキーとして迎えた昨15年は、日本シニアオープンで熾烈な優勝争いを演じて2位、最終戦のいわさき白露シニアでも2位に終わり、未勝利のまま今季を迎えた。

 シニア初優勝の期待を集める選手だけに「いい加減に勝たないと勝てず仕舞いに終わる」という不安も過り始める。シニアツアー前半はショット、パットの調子が今ひとつだったことも優勝争いに加われなかった要因だった。

「あまりにもパットが入らなかったので、かつて使ったこともあった長尺パターを試してみたんです。アンカーリング規制があったので、どれくらいのシャフト長さなら打ちやすいのかと47インチを5インチカットしたり、3インチカットしたりして色々試し、44インチの長さに落ち着きました。それで打ち方を三好さんや水巻さんに尋ねて、何とか試合でも打てるようになりました。パットのフィーリングが良くなり出したのは、1週間前くらいからです。たとえパットが外れても次こそ!って前向きにもなれる。

たとえばロングパットでは左肩を……おっと、打ち方は企業秘密ですよ」と米山。

詳しい打ち方を教えてはくれなかったが、「明日、優勝したら」と水を向けると「何でも話しますよ」とウインクしてみせた。手応え十二分!そんな弾ける笑顔が、自信回復の証に思えた。