首位と3打差の3アンダーからスタートした三好隆、65歳が、第2ラウンドも5バーディー・2ボギー69をマーク。通算6アンダーで首位に並んだ。2日間の好スコアにご機嫌で舌も滑らか。「この歳になっても囲み取材を受けるなんて光栄だね。ショットが意外と安定していたし、結果的にうまく行っているね。3パットが2回は許容範囲だったけど、それでもやっぱり(3パットは)腹が立つよ」
パットのアンカーリング規制によって三好は47インチの長尺パターを1・5インチほどカットし、45・5インチの中尺パターにして試合に臨んでいる。左手グリップを胸に着け、パットの支点にして打っていた従来のフォームを改良。手元を固定しているものの、「支点」を失ったことでストロークのブレが生じやすく、それがパットの不安に結びついている。
「落ち着いてパットが打てるように早くなりたい。心(ハート)が弱いからね。大会2日間、日差しのない天気に恵まれ、涼しくプレーが出来ている。来るべき人(前年大会覇者・室田淳)が来ているから、安心はできないね」と三好。
勝つことに優るものなし。それが優勝。三好にとって、ウイングパットがパットの自信回復の特効薬となる。