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シニアツアー

〈FANCL CLASSIC 1R〉母国よりも暑い日本の夏で、ショットが噛み合って首位発進

2016年08月19日

「ドライバーショットの調子が良くなって来たし、アイアンショットはピンに上手く絡んでくれた。パットも思いのほか入ってくれたよ」。6バーディー・1ボギー66の5アンダーでフィニッシュしたフランキー・ミノザは、首位発進にご機嫌顔。白い歯がこぼれっぱなしだ。

「シニアツアーはとにかく楽しみながらプレーできている。若い頃とは違って、無用なプレッシャーも感じないしね。リラックスゴルフの一言だね」と舌も滑らか。

 13年ISPSハンダカップ秋晴れ以来、3年ぶりのシニアツアー通算4勝目に向け、好スタートを切った。「この3年ほど勝ってはいないけれど、毎試合毎試合、優勝したいとは思ってプレーはしているよ。飛距離を稼げるのはアドバンテージ。それにアイアンショットがうまく噛み合い出してのスコアメイクかな」。

 フィリピン出身だけに暑い夏は、ミノザ自身にとってのベストシーズンのように思える。だが「日本の夏は暑い、暑すぎる。フィリピンはこれほど暑くないんだ。僕の自宅は山の上にあるから涼しいんだよ(笑)。とにかく、暑い夏には負けず、プレーは熱くで残り2日間もエンジョイプレーに徹するつもりだよ」とミノザ。このリラックスさが勝利の美酒を手繰り寄せる術になるのかも知れない。