NEWS
シニアツアー

〈FR〉明暗を分けた真板と鈴木。敗者たちは、リベンジに燃える

2016年07月31日

那須霞ケ城シニアオープンに続く2試合連続優勝の期待を集めた真板潔が、最終日に意地を見せた。初日は4アンダー・3位タイ。前日はドライバーショットが良くなかったが、最終日は持ち直してバーディーチャンスを何度も迎えた。1、2番ホールで連続バーディー。「3、4番ホールもピンに絡んだけれどパットが入らず、6番ホールのパー5でもバーディーが取れなかった。(パットが)決まっていればもう少し(ゲームの流れが)変わっていたかも知れない」と真板は悔いた。バックナインで4つのバーディーを奪ったものの、マークセンには2打及ばず、通算11アンダー・2位に終わった。

「今年は体調がいいので、なんとかあと1勝は挙げたい。8月から5連戦がありますが、体調を整えて臨みます」と気持ちを切り替えていた。

 2位の真板とは異なり、肩を落としてスコア提出所から出て来たのは鈴木亨。前半はスコアを4つ伸ばして首位の座を死守したが、サンデーバックナインに入ってゴルフが変調した。10番パー5のティーショットを左ラフに打ち込み、ツーオンができず、バーディーパットは外れた。11番ホールのティーショットは左林に曲げ、前試合の最終日から続いていたノーボギーゴルフは、45ホールで途切れたのだった。その後はバーディーを奪えず、逆にボギーを二つ叩き、後半39と崩れて通算9アンダー・4位タイでのフィニッシュ。

「残念でした。10番ホールでバーディーを獲らなかったのがきつかった。4、5メートルのパットが全く入らなくて、グリーンで苦労しました。今日は下手でした。

 (優勝した)マークセンはスターツシニアで逆転優勝され、その雪辱をこの試合で晴らしたのだと思います。だから、僕も次回、頑張ります」。鈴木はリベンジを力強く誓っていた。