大会前日の取材インタビューでは「時差ボケが収まらず、午前3時に起きてしまいます」とこぼしていた崎山武志が、6バーディー・1ボギーの67でフィニッシュ。首位と3打差の2位タイとし、大会2連覇に向けて好スタートを切った。
「今日はティーショットが安定せず、苦労しました。ラフが長く、元気ですよね。全英シニアオープンのラフよりもキツイですよ(笑)。
ラフからのショットで7番アイアンでもヘッドを振り抜けず、ボールが15ヤードしか飛ばないホールもありましたが、何とか耐えて凌いでパーセーブができました。ティーショットでフェアウエイを捕えないとパーセーブが難しくなります」。
そんな崎山に最終日の抱負を尋ねた。
「何が有るのか、起こるのかわからないのがゴルフ。明日は自分がやれることを精一杯やるだけです。(鈴木)亨が良いゴルフをしているみたいですが、最終組で高見さんと一緒なら嬉しいですね。何しろ、昨年大会ではハーフ29が出て、優勝できましたからね(笑)。」
ティーショットでフェアウエイを捕え続けた者が、勝利に近づける。ラフはペナルティーストロークが付きまとう。同一大会2連覇の記録を今季すでに打ち立てている崎山が、自身2度目の大会2連覇達成に挑む。シニア賞金王獲得への独走態勢に向け、崎山が突き進む。