加瀬秀樹(56)が「オレはそんなタイプじゃないでしょ」と笑いながらも「ボギーなし」の5アンダー67で回って4位につけた。1番で1,5メートル、2番で2・5メートル、3番では「15メートルぐらいのが入った」と、3連続バーディーでスタート。「4番でも1・5メートルぐらいについて、意識しちゃってさ。外したら、チャンスがあったのにぴたっと止まってしまった」と苦笑い。それでもインに入って2バーディーと奪った。
「このコースはティーショットで考えさせられるところがある」という。この日は6ホールで刻んだ。「風とかによってはもう少し刻むかもしれない」と、飛ばし屋だけに狭く感じるホールが多い。行動を共にしている崎山が2勝を挙げている。「去年までは(一緒に行動する)室田さんに追いつけと思っていたけど、2人になっちゃって、火がついている」と、昨年からの崎山の躍進に触発されている。
今年からアンカリング禁止で、長尺パターを胸につけて打っていたため、スタイルの変更を余儀なくされた。「普通のパターにしているけど、爆発的なスコアが出るフィーリングを出せるような持ち方を探して、試合中でもいろいろ変えている。今日も4番で外してからいろいろやった。試合で試さないと結局分からないから」と、試行錯誤が続いている。その中での優勝のチャンスに「上位は伸びると思うし、12アンダーはいかないとね」と、意気込みを見せた。