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シニアツアー

〔FR〕スーパーシニア特別賞の髙橋。「ギャラリーの声援と拍手が力になるんです」

2016年06月12日

 最終日最終18番ホールで3メートルほどのバーディーチャンスを迎えた。しかし、下りの早いラインだったこともあり、結局は2パットのパー。4バーディー・2ボギーの70・通算4アンダーでフィニッシュし、一緒に回った尾崎健夫、池内信治と握手を交わしてスコア提出場へ高橋勝成は向かったのだった。

 1950年8月5日生まれの髙橋は、すでに65歳。今大会出場選手72人中、65歳以上の選手は6人だったが、その6選手の最上位者に贈られるのがスーパーシニア特別賞(賞金100万円)。スコア提出場で、同賞を獲得したことを知らされ「まったく頭にはなかったので、聞いてビックリしました。正直嬉しいです。ショットは良いけれど、パットが難しかった」と大会3日間のゴルフを振り返った。

「右股関節と右ひざを痛めて以来、賞金シードを取れていません。でも今年に入ってからはケアのお蔭もあって随分楽になり、以前のようなプレーができ始めたので、もう一度賞金シードを取り戻したいです。

 この歳になってもゴルフができるのは本当に有り難いです。感謝しています。何よりもファンの声援、拍手が力になるんです。それのお返しとして夢を与えるのがプロスポーツ選手ですから、これからも頑張ります」と白い歯を見せた。髙橋らしい笑顔が弾け飛んだ。