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シニアツアー

〔最終ラウンド〕1打差2位の直道は「奇跡的なこと」

2016年05月15日

3日間、54ホールでボギーがわずかに2つ。「奇跡的なことですよ」と尾崎直道は語った。

「ともかく、パッティングがよくなくて、凌いで凌いでのゴルフだったから。昨日(2日目)まで、ボギーの2つなら、バーディも3つだもの。それを考えれば、今日(最終日)だけで、5個? まあ少し光明が見えたかなと思う」確かに、昨日のインタビューでは「振り子の中でやっているので、自分で操作できないから、どうして(工夫・調整)いいのかわからなかった。1日でも、入ってくれる日があれば……そう願っているんだけどね」と嘆いていた。それが今日は見違えるようなゴルフだった。

「勝てなかったことは残念だけど、その悔しさと、ゴルフの調子が良くなってきたことと複雑だね。でも、前向きに考えれば、凄くいい終わり方だと思ってる」と、久しぶりに明るいジョーの表情が見えた。

「実はね、ジャンボ(がシャフト契約している)のセブンドリーマーズを着けてプレーしたんですよ。これがよかったので、(勝てれば)いいプレゼント、報告ができたのになぁ、というのが残念といえば残念。でも、こういう戦いができれば、これから先が自分でも楽しみです」と語ってクラブハウスを去った。