1イーグル、4バーディ、ノーボギーの6アンダーで2位タイとなった加瀬秀樹は「ノーボギーは、いつ以来だろうね。(笑)覚えてないよ」と言うように、好調な滑り出しだった。「ドライバー振ってもコースは広めだし、数か所気をつけていればという感じかな。ただ、グリーンは大きく傾斜も強いので、乗せればいいというわけではないからね。グリーンの形状を覚えていないから、とりあえず1ピンくらいにおいて・・・」という作戦が、すべてうまく行ったのだろう。
バーディホールの解説を聞くと「1番は、166ヤード、左バンカーから8番アイアンで20センチ。2番ホールは、第2打を9番アイアンで4メートル。5番ホールは、右ガードバンカーから2メートル。12番ホールは、194ヤード。右ラフからを5番アイアンで打って1ピンくらい。13番ホールは、1メートルちょっとのショートパットを外してパー。18番ホールは、2.5メートル。13番を除いて、いい感じでバーディが獲れました」という。惜しいのは、12番でイーグルを獲ってから17番までの5ホールでスコアが動かなかったことだと言った。
加瀬は、先週の金秀の最終日から、胃腸炎に悩まされていた。
「下痢が止まらず・・・。スタート40分前に「もう無理だ・・・」と思ってキャディバッグもおろしたんですけど、周りからも「9ホールなんだから頑張ってみろ」と言われて。途中でだめだと思ったら帰ってくるつもりだったんですけど、何とか完走できました。(回復したのは、今週の)火曜日くらいからかなぁ。でも体が張っちゃって、背中とか。今は考えないで打てています」と言った。
パッティングが好調な理由は「去年クロウグリップにしたんですけど、半信半疑でやっていて、心配しながらやっていましたが、今はこれなら大丈夫だと自信をもってやれています」と、自分の中で自然に受け入れられるようになったことと、自信が着いたことだ。
「こうなったら、明日も思い切ってやろうかな。いけるところまでいきますよ」と、久しぶりの優勝チャンスに燃えている。