高崎龍雄は、アンカリング規制で長尺パターからレギュラーパターに変えた選手の1人である。どの選手も同じ苦労がついてまわる。感覚が違うので、それを掴んで自然にストロークできるまで時間がかかる。
「不安いっぱいのプレーです。先週(開幕戦の)金秀シニアでも3パットを5回もしているし……。ただ今週のグリーンは素晴らしいですね! その素晴らしさに負けないようにしないとね。でもやっぱり今回も1ピンを3回くらい外してますし、もったいない・・・」と言いながらも、5バーディ、1ボギーの4アンダースタートである。2、3番と連続バーディを獲ったあと、4番でボギー。8、9番バーディの33で折り返し、後半は、12番バーディのみとなった。
高崎は、このシーズンオフに「ストレッチをメインで体を柔らかくすることをしてきました。筋力を上げるというよりも稼働率を上げたいというのが目的です」と語った。それは、基本的に体幹を鍛え柔軟性をよくしてドライバーの飛距離アップを図ろうとする目論見だ。「昨年まで260ヤードくらいだったドライバーを、280ヤードくらいまで飛ばせるようになりました」という。
パッティングにまだ不安がある分、飛距離とショットの精度を充実させて帳尻を合わせたいという気持ちである。
第1ラウンド、首位と3打差の8位タイと幸先の良いスタートだ。
「1番(第1組)で周れたことが良かったね~!プレーが早いからさ。今日はいいスコアがでそうな気がしていましたよ。昨日プロアマ優勝したんですよ。その流れでいければなと思っていました。みんなにプロアマ優勝すると本戦優勝出来ないって言われたからね。(笑)レギュラーからもプロアマで勝ったことなかったので、シニア始めていい感じです」と、楽しみのスタートだ。