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〔Report/前日〕TCP選手権初の福島県開催!矢吹の戦略

2021年10月21日
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 23回目を迎えたPGAティーチングプロ選手権大会は、今年PGAティーチングプロに初の女性会員5名が加わったことで第1回PGAティーチングプロ女子選手権大会も同時開催される。

 大会舞台は福島県西白河郡矢吹町の矢吹ゴルフ倶楽部(7010ヤード・パー72/女子6255ヤード・パー72)。福島県での開催は初となる。「東日本大震災から10年が経ちましたが、ティーチングプロ選手権開催を通して、震災の教訓を風化させないようにしようという思いから、東北地区での開催を考えました。コース選定の際、大会競技委員のひとりから『矢吹ゴルフ倶楽部が大会舞台に相応しい名コース』という声が上がりました。その競技委員の師匠である小川清二プロが、矢吹GC副理事長と懇意にしていたことから開催の話が円滑に進み、まとまりました」。大会実行委員長の山口修一プロは、開催に至るまでの経緯をそう話す。大会期間中はチャリティーボックスを設置し、出場選手からの募金もお願いし、大会終了後にはこれまで集まっていたチャリティー金と合わせて矢吹町に贈る予定だという。

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 大会2日間の模様はGolf Net TVトーナメント LIVE CH でネット配信される。「戦略性が非常に高く、グリーンはマウンドが巧みに配され、しかも速い。ショット精度が求められます。7010ヤードと距離は長めですが、選手たちはそれ以上に長く感じると思います。最終日の18番パー5ホールは555ヤードから495ヤードにし、ツーオンチャンスを高めるつもりです。アグレッシブなプレーを視聴者の方々にきっと楽しんで頂けるのではないでしょうか。ティーチングプロたちの巧みな技にも期待したいです」。天野克彦大会競技委員長は大会の見どころをそう解説した。天候や試合展開にも影響されるが優勝スコアは5アンダーを想定し、ピン位置を設定するそうだ。 

 舞台は整った。美しさと戦略性の高さを兼ね備えた矢吹GC18ホール。大自然の恵みを最大限に生かした魅惑のチャンピオンコースで2021年の新たなティーチングプロ日本一が、2日後に誕生する。

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