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〔TCP選手権・前日〕唯一のシード選手・前年覇者の角田博満は大会連覇に挑む

2022年10月24日

 24回目の開催となる「PGAティーチングプロ選手権大会 新宝塚カントリークラブカップ2022」が10月25日、26日の2日間、新宝塚カントリークラブ(6,537ヤード/パー70)で全国から予選会を勝ち抜いた120名が参加し、今年のティーチングプロ日本一を決定する。最終日はインターネット中継「Golf M(ゴルフエム)公式YouTubeチャンネル」で放送する。大会は無観客試合で行われる。

 今年のティーチングプロ実技日本一を決める選手権大会がスタートする。優勝者には賞金100万円に加え、来年の日本プロゴルフ選手権出場資格も付与されるビックイベントとなっている。ティーチングプロ予選会を勝ち上がった120名が参加。中でも前年覇者・角田博満にとっては、唯一のシード選手として大会連覇に挑むことになる。

 今年8月に静岡にあるグランフィールズCCで開催された日本プロで、角田は悔しい予選落ちとなってしまったが「トーナメントの舞台に立つことで、たくさん勉強させてもらいました。改めてゴルフの見方が変りました」と振り返る。「日本プロ後の2か月半、ショットの精度を見直ししました。アライメントの問題ではあるのですが、徹底してアドレスから修正しました。打ち出し角度をずらさらないようにと、クラブ最下点から20ヤードという距離の精度、そしてターゲットになる最終落下点までの距離などを想定した練習を積んできました」。角田はしばらく練習に明け暮れたという。

  「目標は大会連覇です」と角田ははっきりと言葉にした。「またあの舞台に立ちたいという想いが強いです。グランフィールズには10名ほどの生徒さんが応援に来てくれたこともあるのですが、またレベルアップしたプレーを、たくさんの生徒さんに見てもらいたいんです」。現在は福島県鏡石町にあるミナミゴルフガーデンを中心に、週6回約200人にレッスン活動をしている。「休みもゴルフに充ててしまうことが多いのですが、レッスンを通じて生徒さんの笑顔が見られて、ゴルフの成長も感じると、疲れもありません」と目を輝かせた。

 「このコースで優勝するためには、スコアの伸ばし合いではなく、凌いでプレーをつなぐことかなと思います。グリーンはアンジュレーションもあるので、とにかく手前から攻めて、パッティングで勝負します」。練習ラウンド後も、角田はアプローチとパッティング練習に時間を費やし、良いイメージを掴んで大会に挑む。