岡野友和(41・B級)が4アンダー68をマークして2位につけた。インスタートの14番で3メートルを入れ、15番では1.5メートルにつけて連続バーディー。折り返した1番ではピン奥から6メートルの難しいパットを入れた。最終9番パー5では第3打で1メートルにつけ、ボギーなしで終えた。「ショットの調子が悪くなくて、微妙なパットも入ってくれたのでスコアを作れたと思う」と振り返った。
2010年にTCPを取得してから、今回で7回目の出場になる。「でもトップ10にも入っていませんので」と笑った。ドライバーでは300ヤードを飛ばす。そのため、狭くてOBもリスクもあるコースに「練習ラウンドをしていたら、パー5が思ったより(第2打で)届かないのがわかったし、今日はドライバーは1回も使いませんでした」という。「落としどころを決めて」3番、5番ウッドやアイアンでティーショットしてきたのが功を奏した。
ゴルフシャフトTRPXの東京都内の直営店の店長として、火~土曜はサラリーマンをしている。店が休みの日曜、月曜は地元の茨城に帰ってジュニアや地元の人にレッスンをしている。休みなし、びっしりのスケジュールでラウンドは「研修会になるべく参加してはいますが、月2回ぐらい」という。この大会への準備は?「店にシミュレーターがあるので、データもとれますし、スイングもとれるんで、そこでやってきました」と、文字通り仕事の合間に今大会に向けた準備をしてきた。
最終日、首位に1打差で迎える。「今日みたいなゴルフができたらいいんですけど。でも簡単にはいかないでしょう。ドキドキしながらプレーするのを楽しみたいですね」。ティーチングプロならでは生活サイクルの中で、逆転を目指すゴルフができるか。
(オフィシャルライター・赤坂厚)