「第21回PGAティーチングプロ選手権 ゴルフパートナーカップ2019」が10月31日、11月1日に埼玉・高坂CC米山コース(6,646ヤード、パー72)で行われる。賞金総額675万円、優勝賞金100万円。大会前日となる30日は各選手が練習ラウンドを行った。前年覇者の若杉和浩(47・B級)も連覇を狙ってコースを回った。
会場の高坂CC米山コースは1958年に5ホールで開業した歴史のある名門コース。過去には男子ツアーのフジサンケイクラシック(73~78年)や日本プロシニアグランド・ゴールド(2013、14年)などを開催している。
コースの印象や攻略法を聞いた。
「グリーンが難しい。乾いてくると、あれ、やばいという感じですね。ショットやアプローチでは軟らかいんですけど、戻りすぎてしまうこともある。みんな、苦しみそうですね」と、第1ポイントはグリーンになりそうだ。
ティーショットについては「今日初めて回ったので、なるべくドライバーを打とうと思って打ちましたが・・・何ホールかはドライバーだと厳しいかなと思います」と、狭いコースでティーショットの出来がかぎを握りそうだ。
スコアメークとしては「ロングホールはあまり距離がないので、確実に取りたい。あとは我慢」という。スコアとしては「(練習ラウンドの同伴者と)話していたんですけど、5アンダーぐらいはいきそうだと思います」。手堅い予想だが、コースマネジメントはイメージできている。
昨年優勝を飾り今年の日本プロに出場したが、大会前に肋骨を疲労骨折し「日本プロには間に合ったんですけど、ゴルフしていてやってしまったので、それから振るのがちょっと怖いんです」と若杉はいう。
昨年は首位に5打差のスタートからの逆転優勝。「プレッシャーがなかったので、自信にはなっていないんです。初日首位、最終組で回って優勝っていうなら、自信になると思います」と、今回は第1ラウンドから全開ゴルフを目指す。
(PGAオフィシャルライター 赤坂厚)