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〈FR〉前年覇者・若杉は39位から2位へジャンプアップ

2019年11月01日
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 昨年覇者の若杉和浩(47・B級)が、終盤の猛チャージをみせて通算イーブンパーで上がり、上位の崩れもあって2位に飛び込んだ。

 首位に5打差39位からスタート。75をたたいた第1ラウンドで思うようにならなかったショットだったが「昨日打球練習に行って、もっと振った方がいいと気づきました。コースが狭いので、合わせるようになっていたのです。今日は体を回してみました」と、徐々に感覚を取り戻していった。インに入って10番で2.5メートルを入れ、11番ボギー後の12番パー5(507ヤード)で残り243ヤードの第2打を3番ウッドでピン左1メートルに2オンするイーグル。悪い流れを変えることができた。

 16番パー5で第3打をOKにつけ、17番ではティーショットがカート道に当たって前に飛んだ幸運をものにして1メートルにつける連続バーディー。最終18番では手前1メートルのバーディーパット。「これを入れて、イーブンにしたら、ちょっと分からないぞと思ったら、しびれましたね」と振り返る。3連続バーディーで上がり、この日69をマーク、通算イーブンで最終組より2時間近く前にホールアウトした。

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 昨年優勝した時も、首位に5打差で出て先に上がって逆転優勝だった。今回も上位陣がスコアを落とし、順位が上がっていく。最後は、優勝した阿部真太郎が18番に来たときは2打差。しかも阿部は第1打を右の山に打ち込んだ。ボギーで切り抜けたため、1打差で逆転優勝には届かなかったが「まさか、ですよね」と、2位に一番びっくりしたのが本人だった。

 この大会は何かいいことがある?「同じぐらいのレベル、年齢の選手たちとの戦いなので、気は楽です。69で回れたのは大満足。また来年、頑張ります」と、納得の笑顔をみせていた。

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