阿部俊介(47・B級)が1アンダーで回り、首位に1打差3位と好位置に着けた。1アンダーのスコアに「とてもとてもアンダーで回れる雰囲気はなかったんですけど」と笑顔を見せた。インスタートの10番でいきなり左の林に入れるボギーで「安全に行こうと思いました」という。しかし、思いとは裏腹に、12番パー5でバーディーを取れなかったため「13番で6メートルの怒りのパンチ(パッティング)がガツンと入ってしまった」というが、これが入ってバーディー。立ち直るきっかけになった。
終盤、8番パー5で50センチほどのバーディーパットだったが「上からだったので怖かった」という。これを沈めて、思ってもいなかったアンダーパーになった。仙台市のアコーディア仙台泉で週5回のスクールを持ち、60人ほどの生徒がいる。「練習場主体なので、芝の上でゴルフをやる機会があまりなくて、パターが苦手なんです」と話した。
優勝争いの一角に名前を連ねた。「このコースは攻めていったらボギーが止まらなくなる。でも、気持が乗ってきたらガツンとやっちゃうタイプなので、最終日は『まあいいや』ぐらいの気持ちでやれたら」と、気持ちのコントロールがカギになりそうだ。