2位とは3打差の通算10アンダー単独首位で発進した盧建順(57)が、スコアを3つ伸ばしてフィニッシュ。通算13アンダーで首位の座を堅守した。2位の久保勝美との3打差をキープし、最終日を迎える。
前半でスコアを3つ伸ばしたものの、後半に入ってからはパーセーブが続き、14番パー4ホールでボギーを打ってしまった。「前半9ホールは、いい感じでパットを打てたが、後半に入ってから急にショートしてばかり。それでも最終(18番パー5)ホールは(2オン)2パットで締められたから安心したよ」と盧は胸を撫で下ろした。
思っていたほどスコアを伸ばせなかった理由がある。
「ドライバーショットがね、ラフに4回も入っちゃったけど、なんとかスコアにして行けたという感じが強いね。このコースはフェアウェイをキープしないとチャンスが来ない。最終日もガマン、ガマンしかないし、優勝目標スコアの15アンダーまで、あと2つ伸ばしたいね。そのためにもバーディーは4つ欲しい」と盧。ボギーを打つことも、しっかり想定している。「最終日は、やさしい(イージー)気持ちとね、強い気持ち両方必要だね。今日はやさしい気持ちが強かったからね」。
今年から盧は、台湾シニアPGA会長も務めている。奇しくも明日の第4ラウンドでは、同じ立場の倉本昌弘と最終組で覇を争う。