5バーディー・1ボギー68でラウンドした倉本昌弘(62)が、通算8アンダーにスコアを伸ばし、3位タイに急浮上。明日は首位と5打差ながら最終組でスタートする。
「最終組…(最終日は)忙しいんだよなぁ。(ホールアウト後はPGA会長として)ネクタイを締めなくちゃいけないし」と試合終了後に行われる表彰式を見越して、そんなジョークで、取り囲んだ記者たちを笑わせた。
第3ラウンドは、現在シニア賞金ランキング1位のプラヤド・マークセンと同組でプレーし、スコアで2打上回った。「マークセンは疲れているようで、飛んでいなかった。今日はマークセンを抑えたから、いいでしょ」と納得顔だ。
ティーアップはまだしも、地面のボールを打つ際は肋骨に痛みが走る。先週のセヴンヒルズKBCカップの前日から、肋骨を痛めていた。トレーナーに毎日ケアをしてもらい続けて来たことで「昨日の後半から地面の球も打てるようになって来ました。それまではトップしたりダフったり、大変でしたよ」とこれまでの成績不振の理由を明かした。
昨年大会ではマークセンと6打差2位で最終日最終組スタート。スコアを伸ばせず、イーブンパーに終わり、3位タイで表彰式に出席した。明日は、PGA会長として優勝カップを勝者に手渡すのか、それとも大会覇者として出席するのか。
頂点に立てば「ネクタイを締める」手間が省けるかもしれない!