大会2連覇に挑むプラヤド・マークセン(51)が猛追に失敗し、順位を4位から9位タイに落とした。4バーディー・4ボギー72。イーブンパーのスコアは足踏み以下の結果となった。
「アンラッキー」。マークセンは、この日のゴルフを一言で表した。シニアツアー界屈指の飛ばし屋にとってパー5ホールはスコアメイクの「ドル箱」。しかし、この日は4つのパー5ホールで1バーディー・2ボギー。スコアを伸ばすどころか、落してしまったのだ。
インコーススタートのマークセンは、18番パー5ホールでは2打目を右林に打ち込んだ。「5番ウッドか4番アイアンか。クラブ選択に迷い、4番アイアンでカット気味に打ったら、ボールに泥が着いていたことでいきなり右に飛び出し、さらにスライスしてしまいました」。
自身の最終ホールとなった9番パー5ホールではツーオンを狙った2打目がグリーン手前バンカーの縁で止まり、3打目はスタンスがバンカーの中というトラブルショットと化した。「(3打目は)クラブを横振りして打ち出すしかなく、寄らず入らずのパーに終わりました」とマークセンは、うつむいた。
バーディーチャンスらしいチャンスは2ホールしかなかった。3パットのボギーは3回。「バーディーマシーン」の異名を持つマークセンらしくないゴルフに終始した一日だったのだ。「天気予報で明日は雨。グリーンは軟らかくなるので、ピンをデッドに狙って行きます」。
アンラッキーデーの翌日。マークセンにとって雨が恵みをもたらすのだろうか。