大山健（５６）が「びっくり」の通算７アンダーで４位につけた。スタート前の練習場で、１２アンダーの白潟に会った。「トップのスコアを見ないで行こうと思ったんですけど、練習ラウンドを一緒に回らせてもらったんで、話を聞いてしまって」という。ただ数字は目標にはせずにスタートした。
インスタートの１０番で１メートルにつけるバーディー発進。１２番でも１メートルを入れた。１３番では第２打は運悪くバンカーの縁に当たって跳ね返ってバンカー内の左足下がりのライに止まり「どうやっても寄らない完璧なボギー。その方が後に引きずらなかった」と振り返る。１８番、折り返した１番と１メートルの連続バーディー。４番で５メートルを入れて７アンダーまで来た。「最後（９番パー５）で８にしたら白潟君に近づくなと思ったのが間違いで」と第２打を右の林に入れてやっとのパー。それでも、想像以上の上位だった。
話題は渋野日向子に。９月の日本女子プロで連続オーバーパーなしが２９ラウンドで途切れたが「いま、７ラウンド連続オーバーパーなしなんですよ。今年中には追いつかないんですけどね、１人で目標にしているんです」と笑った。
昨年８月に正面衝突の交通事故で左足中指骨折と全身打撲で２カ月治療し、この大会出場をフイにした。今大会前には左ひざに痛みが出て痛み止めの注射を打っての出場になった。「去年出られなかったんで、何とか上位に入って賞金ランク（５１位）を上げたいんです」という。
１２日のラウンドが台風１９号の影響で中止となった。「２０００年ぐらいに、アジアンツアーでグアムに行った時にハリケーンでホテルに軟禁状態になったことがあるんです。きょうは水とか備蓄しておきます」と、まずは台風に備え、最終ラウンドに臨む。
