柳沢伸祐(53)とグレゴリー・マイヤー(58)が同組でともに5アンダー67をマークして首位スタートを切った。
インスタートの同組では井戸木鴻樹(57)が12番ティーショットを終えた時点で左手首痛のため棄権し、2人でのプレーになった。柳沢は「マイヤーさんがどんどんバーディーを取って、つられた。お互い、ショットもひどいところに行かなくて、スコアがよくなって、回りやすかった」と振り返った。8番で1メートル、9番でも1メートルと連続バーディーで上がった。
広島シニアで優勝後、成績が上がっていなかった。「気が抜けたという訳ではないんですけどね。2日前に寝違えて痛み止めを飲んでいるんだけど、痛み止め薬飲んでいる時の方が無茶ぶりしなくていいのかな」と話した。台風19号が接近しており「出遅れなくてよかった。嵐の中でもやるつもりでいますよ」と意気込んで見せた。
マイヤーには、賞金が高い(総額5000万円、優勝1000万円)この大会に掛ける気持ちが強い。「(12月の)日立3ツアーズに出たい。それには賞金ランク3位(富士フイルム終了時)に入らないと」という。理由は「倉本会長に火曜日に会った時に、3ツアーズに出て『心臓ブラザーズ』でやりたいって話した。笑ってたけど」と、心臓出術を経験している2人でダブルスを組みたいそうだ。「会長(賞金ランク3位)は大丈夫だろうから、僕(賞金ランク5位)が頑張らないと」と笑った。
この日は4つのパー3ですべてバーディーをとった。「パー5が1つだけ。ちょっともったいないね」といい「井戸木さんがけがで2人になって、ゆったりとできて、2人とも大きなトラブルがなかったね」と振り返った。「優勝したい。いいスタートになった」と、心臓ブラザーズ結成に向けて幸先はいい。