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シニアツアー

<FR>2日間首位を守った比嘉勉は無念の4位タイ

2020年10月11日

 

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 8アンダーの首位でスタートした比嘉勉(57)は、ショットに苦しんで通算5オーバーにスコアを落として4位に終わった。「ドライバーの不安を消すことができなかった」と、日本シニアオープンでエースドライバーが割れたため、この大会から使っている中古のドライバーが最後まで思い通りにできなかった。

 序盤、最終組で一緒に回った中山正芳、清水洋一とともにチャンスを取り切れずにパーを重ねた。6番パー3のティーショットがテンプラでグリーンを外し、ボギーが先行した。「あそこからおかしくなりましたね」と、その後もバーディーが奪えず、13番で2つ目のボギー。ここでスタート前とは逆に、中山、清水に2打差をつけられた。15番で5メートルのバーディーを決めてガッツポーズが出るなど、自分を鼓舞したが、16、17番で勝負をかけに行ったパットが外れてボギー。初優勝はならなかった。

 

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 「4位ですから…納得はしていないですけど…」と無念の表情。「ゴルフは1ショットでおかしくなるものですから」と振り返った。「もっとドライバーを自信もって打てるようにならないとだめですね。でも、この大会で悪かったのは最終日の上がり3ホールだけだったと思います」と、優勝争いをした充実感はあったよう。

 月曜日には40人ほどのレッスンを控えている。「週100人、年間延べ5000人を教えているんで」。生徒に優勝報告ができなかったのは残念だったが、すぐに頭を「先生モード」に切り替えていた。

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