「日本プロゴルフシニア選手権大会 住友商事・サミットカップ」の第2ラウンドは、首位スタートの比嘉勉(57)が通算8アンダーとして首位を守った。2打差の2位には、清水洋一(57)、中山正芳(52)。4位に通算4アンダーで深堀圭一郎(52)が続く展開となった。明日からの決勝ラウンドには6オーバーまでの58位タイ63名が進出した。
第1ラウンド首位の比嘉が、スタートからいきなり3連続バーディーなどで、スコアを3つ伸ばして通算8アンダーで単独首位を守った。
1番パー5でピン左5メートルを入れたのが幕開け。2番パー3で奥4メートル、3番で2.5メートルを入れて1人旅の様相に。8番で「ティーショットが右の木の後ろに行ってしまったので、レイアップして普通のボギー」にしたが、9番で4メートルを入れて帳消しにした。後半は勢いが止まって、パーを重ねていくだけ。「いいのはパターだけです。グリーンを外してもしのげていた」と振り返るように、3ホールでグリーンを外したがパーを拾い、前半の貯金を守る形になった。
「ドライバーに確信が持てない」のが、前に行きづらくしている。2週前の日本シニアオープンで割れたドライバーに代わって、急きょ中古ゴルフ店で購入したドライバーは「長年体に染みついているドライバーのタイミングなどが、少し違う。基本的に右に行きやすい。合わせようとしているんですけど、カッパを着たり脱いだり、雨だといろいろあるんでなかなか」と、ドライバーに集中できていないのも「確信」になるのを遅らせている。
それでも、2位に2打差をつけて決勝ラウンドを迎える。「あす(第3ラウンド)の天気、どうですか?」と聞き「雨は降る? はい、わかりました」。ドライバーの確信がないだけに、台風の影響がちょっと気になる様子だった。