溝口英二(55)が4アンダー68をマークして、2位につけた。「良かったと思います・・・良かったと思います。これと言ってわからないですけど、パターで外したくないパットを入れたことですかね。10 番までは結構入っていたと思います」という。7番で2メートル、8番で8メートル、9、10番で3メートルを入れる4連続バーディーで一気に上昇した。11番で1.5メートルのチャンスを外して勢いは止まったが、パーを積み重ねた。
コロナ自粛期間中は、自分が行っているレッスンのみで「あとは外に出なかったです。練習も一切していないです。家でボーッとしていました。テレビをみたり、映画を見たり。自分の練習はしませんでした。この年になるまでさんざんしてきましたから」と感染防止に努めた。
この大会にも愛知県の自宅から車で来た。「新幹線で来てレンタカーだと、いろいろ寄らないといけないし、車で来られるギリギリの距離で、家から出てこられるので」と、約6時間かけてきたという。これもコロナ対策。
このコースとの相性は「あまりよくない。嫌いじゃないんですけどスコアが出なかった」という。加えて、雨の一日に「当たらなかったら当たらなかったでいいし、こんな天気だったら結構打つよね、と思いながらプレーしている。打たなかったらラッキーみたいな感じ」とひょうひょうとプレーしてきた。
日本タイトルについての思いは?「思い入れとかはそんなに・・・1つの試合ですね。こだわれるようなレベルではないので。(日本タイトルを)とれるレベルならレギュラーでもっと勝っている(ツアー2勝)でしょう」と笑った。こんな気負いのなさが、好結果を生むかもしれない。