寺西明(55)が上がり3ホール連続バーディーで15アンダーに伸ばし、2位タイでフィニッシュした。
「前半はフラストレーションがたまるゴルフでしたけど、上がりで取れてよかった」と笑顔を見せた。7番で第2打を1メートル弱につけるファインショットで「気合を入れ直しました。ここから頑張らないと、と思った」という。10、11番で取って後半をスタート。13番でボギーにしたが、16番パー3で左に外したラフからチップインで再点火。17番を取り、最終18番パー5では第2打でグリーンオーバーしたが寄せて3連続バーディーとなった。
「でも、公式戦は優勝を取りに来ているので、2位は悔しいですね。2位、3位を狙いに来ている訳じゃないんで」と、20年日本シニアオープン覇者としても公式戦への思いがある。次週はレギュラーツアーの日本オープンに出場する。この大会から使っている軟らかいシャフトのアイアンもなじんできている。「楽しみが増えました」と、自信もみせる。
その翌週からはシニアツアーに復帰予定。ツアー終盤戦の戦い方は?「(復帰戦の)ISPS HANDAは勝ちますよ。終盤逆転賞金王も狙いたい」。今回の出来が、今後の目標を大きく広げたようだ。