寺西明(55)が上がり2ホール連続バーディーで10アンダーに乗せ、ジワリと4位に浮上した。
「この風の中ではナイスでしょ」と、発表では東風2,5メートルだが、コース内ではもっと強く感じた中での2アンダー70に、一応納得の表情をした。2番で2メートルを入れ、3番で1メートルにピタリとつける連続バーディーで序盤をスタートしたが、その後沈黙。11番で奥に外し、16番ではバンカーに入れてライが悪い不運もあってスコアを落とした。悪い流れになりそうな中で、17番でOKにつけてひと息ついた。最終18番パー5では第2打で右のバンカーに入れ「行ったら、スタンスが取れないんですよ。かかとがアゴにかかって(前のめりになって)シャンクしそうで、だんだん足を広げて行ったらこんなスタンスになった」と、ガニ股を再現。そこからうまかった。1メートル強につけてのバーディーフィニッシュだった。
この大会からアイアンのシャフトを替えた。硬さをXからSに軟らかくした。「気温が下がってきたこともあって、コントロールができていい感じです。気分的にも楽になった」というのも、好材料になっている。
2020年日本シニアオープンに続き、2つ目の日本タイトルを狙える位置ですが?「前半突っ込んでいけたら。ゴルフは上向きですし、あとは運があったら」と、にやりと笑った。