風が強まったこの日のベストスコア66をマークした清水洋一(58)が20人抜きで6位に浮上した。
1番パー5(510ヤード)で残り225ヤードの第2打をピン2メートルに2オン。イーグル発信が幕開けになった。2番パー3で2メートルにつけ、3番で1メートルの連続バーディー。3ホールで4つスコアを縮めた。5番でボギーにした直後の6番では右に外したが8ヤードをチップインと、持ち味の爆発力をみせた。後半も14番、16番で2,5メートルを入れるなど1イーグル、6バーディー、2ボギーの内容だった。
「ショットが結構ついたのがよかった」という。前日、アドレスで気づきがあった。「フェードのイメージでずっと打ってきたんですけど、知らないうちに左を向いていた。それがひどくなりすぎてうまくいかなくなっていたのに気づいて、少しスクエアっぽくしてみたんです」と振り返る。
首位塚田は16アンダーと、7打差ある。「得意の2位狙いですかね」と苦笑いした。2017年セヴンヒルズでは最終日首位スタートも、加瀬秀樹に6打差逆転負けを喫して、シニア初優勝のチャンスを逃している苦い経験がある。今回はその逆もあるのでは?「うーん、そうですよね。できる限りのバーディーを取りたいんで。追う立場は行けるところまでいかないと」。まだあきらめてはいない。