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シニアツアー

<2R>比嘉は苦しみながらも1打差2位をキープ

2021年10月08日
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 第1ラウンド首位の比嘉勉(58)は、苦しみながらも12アンダーに伸ばし、1打差2位に踏みとどまった。

 「昨日バーディー10個取ったので、次の日はそうそう取れないでしょう。今日は1バーディーを目標にしたんです」と笑う。思った通り、午前インスタートで「1ピンぐらいのチャンスを3、4発外した」という流れで、16番パー3では「風を間違えて」手前バンカーに入れてボギーが先行した。18番で2オンに成功して取り返し、折り返して3番で2メートルのバーディーパットを入れてから「グリーンの読みが良くなった」と振り返る。7,8番では10メートルほどのロングパットを決め、9番で2メートルを入れる3連続バーディーで上がった。

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 2日間で10メートルほどのパットを4発決めている。「そういったことがないと、10アンダー以上でなんて回れませんよ。伊澤じゃないんだから(笑い)。距離のアドバンテージはないですけど、グリーンの読み方はいいと思う」と、話した。

 首位から2位に後退したが、優勝は手の届くところにある。昨年は最終ラウンドで首位から転落した。同じ轍は踏みたくない。「ゴルフは自分で自分を苦しめるものなので。明日以降も壁が2度、3度あるでしょう。10メートルぐらいがポコーンと入ると気持ちいいんですけど」と笑った。

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 「勝ちたいですけど、そうすると体が硬くなったり、スムーズに動かなくなる。自分のゴルフをして『終わったら何位だった』にこだわりたい」と、力まず決勝ラウンドに臨む。