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シニアツアー

<2R>井殿が5位と好位置!エースパターで決勝ラウンドに挑む

2021年10月08日

 

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 シニアルーキーの井殿康和(50)が、8アンダーにスコアを伸ばして5位に浮上した。

 午前インスタートの前半、12番で6メートルのバーディーパットが決まってから流れをつかみ、4つ伸ばしてターン。バーディーを狙った1番パー5で「第2打を引っかけてパーにしてしまい、流れが悪くなったのが一目でわかった」と、2番で左に外してボギー、3番ではバンカーを渡り歩いてボギーと、思った通りになってしまった。必死に流れを引き戻そうとして6番で6メートルのバーディーパットを「これを入れて流れを戻そうと思って狙いました」と、しっかり沈めた。終盤、ずるずると行かずに8アンダーに踏みとどまった。

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 2日間8アンダーのスコアには「まず、まず、まず、まず」と連発。レギュラー時代の途中から使い始めたというL字形のパター。「コマツでマレット型にしてみたのですが、最終日の終盤に3連続3パットのボギーにして45位に沈んだ。「この大会までの3週間、エースパターに戻して練習してきた」と、浮気を反省して臨んだ。「L字は距離感が合うので、やはりこっちがいいです」と笑う。

 宝塚市内のインドア練習場に社員として所属している。今季シニアデビューして、仕事と試合を両立させている。今大会は休暇を使っての出場だという。

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 髙橋勝成を師と仰ぎ、寺西明、中山正芳、細川和彦と一緒に、技術などのアドバイスをもらっている。「お世話になっているので優勝して恩返しをしたい」。他の3名はレギュラー、シニアで優勝経験がある。「経験がないのは僕だけなんで。少なくとも優勝争いをして自信をつけたい」。昨年は中山がこの大会でプロ初優勝を飾っている。巡ってきた優勝のチャンス。今回こそ流れに乗りたいところだ。