2打差3位でスタートしたシニアルーキーの宮本勝昌(50)は、序盤のミスが響いてマークセンを追い上げならず、5打差2位に終わった。
「追いかける人間がやってはいけないミスをしてしまった。1,2番で先にミスしたのが大きかった。出だしでつまずいてしまった」のが敗因だった。1番パー5で第2打をグリーン右手前のバンカーに入れた。40~50ヤードのバンカーショットをホームラン。奥のラフからは寄せてパーにしたが、バーディーを取ったマークセンとは気持ちも対照的な滑り出し。続く2番パー3で右奥のピンに対して左に乗せて20ヤードはあるパットを3パットしてボギー。1番から3連続バーディーのマークセンと序盤でついた6打差は大きかった。
それでも、後半は粘った。最終18番パー5では第3打をピン下3メートルほどに寄せ、これを決めて通算8アンダーとして単独2位を確保した。シニアデビュー3戦目、優勝はお預けとなったが「もうちょっとしっかり自分の状態を上げて行かないと優勝は出来ない。しっかり練習しないと」と話した。
「今日の500万あれば(来年の)シード権、大丈夫ですよね」という。単独2位で得た賞金500万円は宮本自身にとっては大きく、獲得賞金888万9166円で賞金ランク12位に上がった。次週佐世保シニアに出場後は日本オープンなどレギュラーツアーの試合に出る予定。会員外の外国人選手や出場義務試合不足の選手を除外しての賞金シード30位の賞金は、コロナ禍の2019年を除くと近年は700万から800万円台になっている。それでも安心はできないので、今季最終戦になるかもしれない佐世保シニアでさらに上積みをしたい。