プラヤド・マークセン(56)が、風雨が強まった午後スタート組でベストスコアの70で回り、通算6アンダーにスコアを伸ばして単独首位に立った。
前日は半袖にセーター姿だったが、この日は半袖シャツに薄手のウインドブレーカー姿。「着こむと体の動きが悪くなってノーヒットになるから嫌」と、そのままスタートしたが、さすがにホールアウトした時は「寒い」と日本語で訴えた。
しかし、ゴルフはそんな悪コンディションの中で、ラフに「5,6回行った」というが、安定感は抜群だった。2番で3メートル、9番でも3メートルを入れてバーディー。14番では「フックして土手に跳ね返ってきてラフだったからレイアップした」とボギーにしたのが、唯一のピンチ。最終18番パー5では、第2打を3番ウッドで「水がいっぱいあった」と滑って右手前のバンカーに入れ、第3打もピン上4メートルほどと寄らなかったが、しっかりと決めて、2位に2打差をつけた。
今日のプレーの印象を聞くと「ノーラッキー」。この日のプランは「ヒット・フェアウエー、ヒット・グリーン・2パット」だったという。その中で2つ伸ばせたことは、2度目の大会制覇への自信にもなったようだ。「トゥデーまあまあ。トゥモローもっと」。ではヴィクトリー?「イエス」と何度もうなずいた。