今年9月の日本シニアオープンを制したプラヤド・マークセン(56=タイ)が午前組で4アンダー68をマークして首位に立った。
スタートした時は既に雨が降り始めていた。「雨だとクラブのフェースが滑ってうまくいかない」と言いながらも、インスタートの12番で2.5メートルにつけてバーディー。17、18番でも同じような距離につけ、折り返した1番パー5では第3打を50センチにつけて3連続バーディーで一気に抜け出した。5番では8メートルのバーディーパットを沈め、一時は5アンダーと抜け出した。8番で左からの風を受けて右に曲げてボギーにしたが「今日はパッティングがよかった」と振り返った。
フェアウエーを外したのが8番の1回だけと、ドライバーショットも好調。9月の日本シニアオープン以降も調子を維持している。タイ出身で寒さが気になるが「大丈夫、今日も2枚しか着ていない」と薄手のセーターをまくりあげて派手なポロシャツをみせた。
この大会は2016年に優勝している。2回目になりそう?「うーん、ハハハ」と笑ってごまかしたが、今週は4日間とも天気は雨模様。距離の長さ、ラフの長さに苦しむ選手が多い中で、マークセンの曲らないドライバーショットの飛距離は、大きなアドバンテージになりそうだ。