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シニアツアー

【News/1R】山添昌良が5連続を含む7バーディで初日首位タイ

2023年10月05日

 第1ラウンド。午前組スタートの山添昌良(55)とジーブ・ミルカ・シン(51)が66をマークし4アンダー首位タイ発進。首位2打3位タイに塚田好宣(54)とパク・スンピル(52)が入っている。

 55歳の山添昌良が7バーディ、1ボギーの「66」をマークして6アンダー。前半組のプレー終了時点でトップタイの好スタートを切った。インから出た山添は、10番でいきなりバーディを奪うと、12番でもバーディを奪取。13番から15番はパーとしたが、圧巻だったのは16番からの5ホールだ。山添自身も、「記憶にないくらい久しぶり」という5連続バーディを奪ってみせた。

「今日はパッティングの調子が非常によかったです。バーディパットもよく決まったし、難しいパーパットも入ってくれました。ボギーは1回ありましたが、『これはさすがにボギーになるだろう』という場面でも、難しいミドルパットが入ってパーをセーブできました」。 また、昨日の雨の影響もあり、グリーンが柔らかかったのも、バーディを量産できた理由だと振り返る。「セカンドショットやアプローチでボールが止まってくれました。距離感が合わせやすく、バーディチャンスにつきやすかったです」。

 初日同組になったのは、倉本昌弘とジーブ・ミルカ・シン。山添にとっては、この組み合わせも好スコアの要因になったようだ。「(ミルカ・シンは)前半はボギーが先行していましたが、後半良かったですよね。結構長いパットが入っていましたし、ショットも良い所についていました。お互い良い関係でプレーできたと思います。また、倉本さんと同組になると回りやすいんです」。

2週前の「日本シニアオープン」では、優勝した藤田寛之に1ストローク差の2位タイでフィニッシュ。山添は、好調をキープして「日本プロゴルフシニア」の初日を迎えたようだ。しかし、明日の第2ラウンドを迎えるにあたり、修正点もあると山添は気を引き締める。

「前半は、『日本シニアオープン』の良い流れでプレー出来ましたが、後半はショットが曲がり始めてきました。今年のセッティングはラフが長いので、とにかくフェアウェイに打たないといけません。ですが、『曲げたくない』と思うほど、逆に力が入って曲がってしまったようです。明日に向けて修正します」。

2019年以来のシニアツアー3勝目がかかっているが、「まだ初日ですから」と気負う様子はない。山添の明日のプレーにも期待したい。