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<2R>ツアーで戦いたい!ガブリエレは師匠水巻に合格を誓う

2018年08月29日
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 小学2年生の時に母方の祖母に連れられ練習場へ出掛けた。それからすっかりゴルフの虜になった。同志社大学に進学し、ゴルフ部に入部したものの、不振が続いた。「大学4年間は日本学生(ゴルフ選手権)に一度も出場できませんでした」と、デバルバ・ガブリエレ(22歳)はその当時を振り返った。

 スランプの4年間だったが、同ゴルフ部のコーチを務めているシニアツアープロの水巻善典から多くを学べた。ゴルフスイングの技術論よりも、コースマネジメントやゲームに対する考え方、対処法がガブリエレのゴルフ力を高めてくれたのだった。

 大学を今春卒業し、縁あって水巻の所属コースである鳴尾GC研修生となった。

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「練習環境に恵まれていて、コースメンバーもやさしく、とても理解のある方々ばかりで最終プロテストの出発前には『大丈夫だから』と応援の言葉をたくさん頂きました。それをプレッシャーにしないよう、自分を信じてプレーすることに徹しています」。

 初日は2バーディー・2ボギー72。この2日目は3バーディー・1ボギー70にスコアをまとめ上げ、通算2アンダー・16位タイに順位を上げた。

「昨日は安全に行こうとし過ぎてのミスが多かった。今日もアイアンの調子があまり良くなく、バーディーチャンスに着けた時はパットを決め切れませんでした。水巻プロからは『出遅れなくて良かったね』と励ましの言葉を頂きました」とガブリエレ。合格を手にし、ツアー出場優先順位を争うQT(クォリファイングトーナメント)でも好順位に入ってツアーで戦うのが目下の目標だという。身長180センチ、体重73キロ。端正な顔立ちはスター性十分だ。

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