「ボギーを打たない。淡々と自分ゴルフをする」。
ラウンド課題を自分に課してスタートした松村本盛(23歳)が、4バーディー・ノーボギー68の会心ゴルフでホールアウトした。
「パーオンが15ホール。グリーンを外したホールではアプローチが寄ったり、パットが入ったりしてパーセーブが出来ました」と松村は語る。
インコース・スタート15番ホールで4メートル、アウトコースでは5番ホールで6メートル、7番ホールで5メートル、9番パー5ホールではツーオン・ツーパットでのバーディーフィニッシュを決めた。
身長186センチ、体重85キロと恵まれた体格をしており、飛距離が武器のように思えるが「ドライバーショットの方向安定性が今ひとつで、アイアンショットとパットでスコアを作り上げています」と松村。日本大学ゴルフ部で腕を磨き続けたが、レギュラーの座を射止めることはできなかったという。それでも日本学生ゴルフ選手権をはじめ、日本アマチュアゴルフ選手権以外の全国レベルの試合には出場していた実績がある。
ノーボギーゴルフが自信となるはずだ。残り3日間のプレーにも好影響を与えてくれるだろう。「明日もボギーを打たず、淡々とプレーしたいです」という謙虚な言葉が人柄を表しているようで、とても印象的だった。