NEWS
競技情報

<1R>道産子・植竹が5バーディー・ノーボギーで首位発進

2018年08月28日
wp-uetake3

 得意のパットが決まらない。パットラインに対して構えがしっくり来ない。原因はアドレス時に首を曲げ過ぎていたからだった。それを東北福祉大学ゴルフ部の同期であり、北海道の同郷でもある佐藤太地に指摘され、修正できてこの最終プロテストを迎えられたのが帯広市出身、千歳市在住の植竹勇太(22歳)だ。

「アイアンショットがやや不調でしたが、それも持ち直せることが出来たのが好スコアにつながりました」と目を細める。

 アウトコーススタートで、4、8、9番ホールでバーディー奪取に成功。3ホールとも2・5メートル以内の距離を沈めての3バーディーだ。

 後半に入ってからは12番ホールで3メートル、17番ホールでは1・5メートルを決め、5バーディー・ノーボギー67でフィニッシュ。トップタイの好スタートを切った。大学時代は4年生時に国体個人戦・団体戦で優勝、北海道アマチュアゴルフ選手権も制した。目下、上達の上り坂。その過程にあって「プロゴルファーとして生きていく上で必須ライセンスだと思い、このプロテストを受けました」と植竹。明確な未来図を描いている。

wp-uetake2

 帯広育ちながら、開催コースである登別カントリー倶楽部でのラウンド経験は「先週の1ラウンドと練習日の1ラウンド、2ラウンドだけです」という。新鮮な気持ちでプレーし、アイアンショットの切れでスコアを作り上げた。「パー3ホールでのバーディー奪取を増やせるように、アイアンショットをもっと調整して明日から臨みます」。兜の緒を締めるように植竹は、練習場へと歩を進めたのだった。目指すはトップ合格による日本プロゴルフ選手権出場切符の獲得。通算15アンダー以上のスコアが目標に定められた。