NEWS
競技情報

<前日>ツアー出場権獲得そしてトップ合格を目指す、大澤のあくなき挑戦

2019年08月26日
19プロテストP82

 2017年の日本アマチュアゴルフ選手権競技に優勝し、アマチュアゴルファー日本一の称号を手にしている大澤和也(22歳)。昨年12月にプロ転向。日本大学を卒業し、現在はツアープロ生活を送っている。「去年の(JGTツアー)サードQTに失敗して、ファイナルQTには進めませんでした。ですから、今年は下部ツアー3試合に出場したり、地区オープンに出場したりしてきました」。8月2日が最終日だった中部オープンでは12位タイの成績を残して、最終プロテストを迎えた。

19プロテストP55

 昨年のサードQTを迎えた際はショットが不調で本来の力を出せなかったという。17、18年の2年連続でベストアマチュアに輝いたトップ杯東海クラシック開催コースの三好CCでラウンドや練習をしているほか、試合で「感覚」に磨きを掛けて来たという。

 ツアー出場資格を得たい。去年と同じ轍は踏みたくはない。練習場での100球よりも試合での一球。緊張感、集中力が求められる一打を積み重ねることに重きを置いて来たのだ。試合日程が空くこともあってPGAプロテストを加えた。「できればトップ合格を果たしたいです。来年の日本プロゴルフ選手権の出場資格を得られますから。それに再来週には日本オープンの最終予選会が控えているので、弾みを着けて挑みたいです」と大澤。厳しいプロの荒波の中に漕ぎ出しておよそ9カ月。「アマチュア時代の実績は、プロの世界では関係ありませんから」。プロとしての実績を積み上げて行くためにも「トップ合格」を自ら課しているようだ。

19プロテストP12