「2019年度PGA資格認定プロテスト 最終プロテスト」が8月27日から30日までの4日間、茨城県にある静ヒルズカントリークラブにて開催する。今年は144名が出場し、最終成績50位タイまでの選手がプロテストに合格。12月の入会セミナーを受講し、新人選手権に出場後、来年1月1日付けでトーナメントプレーヤー会員に認定されることになる。
プロテストの舞台となる静ヒルズカントリークラブは、レギュラーツアー48勝をあげ、シニアツアーでも活躍するレジェンド中嶋常幸がコースの設計監修に携わっている。最大高低差は7メートルとフラットで広大なコースで、バンカーや池が巧みに配置されている。日本プロシニアや、LPGAステップ・アップ・ツアーの静ヒルズレディースといったプロ競技も数多く開催されており、高いコースマネジメント力が試される。
資格認定プロテストの受験資格は、2014年から申し込み年度に16歳以上であれば、だれでもプレ予選から出場が可能になっている。本年度は、石川県出身の北國譲斗志選手(17歳/2019年度最年少)や、今年4月の岐阜オープンクラシックで優勝した織田信亮選手(19歳)といったプレ予選通過38名が、最終プロテストに進出を決めている。
また注目される選手の中には、2016年日本アマ優勝・亀代順哉選手(24歳)、2017年日本アマ優勝・大澤和也選手(22歳)、2018年世界大学選手権優勝・今野大喜選手(23歳)ら若手世代や、日本ツアーで長期にわたり活躍し6勝を挙げている陳志忠選手(61歳/台湾)、2005年と2012年のアジアンツアー賞金王となったタワン・ウィラチャン選手(52歳/タイ)をはじめ、日本PGAシニアツアーで活躍する海外PGAメンバーのベテラン選手などが参加する。最終プロテスト進出した選手の平均年齢は少しずつ上がり、今年は28.20歳となった。幅広い世代の受験者がPGAトーナメントプレーヤー資格を目指し、今年のプロテストに挑む。