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<2R>織田が63を叩き出し首位浮上、プロゴルファー人生を選びテストに挑戦

2019年08月28日
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 茨城・静ヒルズカントリークラブ(7,093ヤード/パー71)で行われている最終プロテストの第2ラウンド。初日1アンダー26位スタートの織田信亮が63をマークし9アンダーでトップ。今年最年少出場者の北國譲斗志もスコアを5つ伸ばして首位に並んだ。1打差3位8アンダーには神奈川大在学中の小川龍清。4日間72ホールを戦い、上位50位タイまでの選手がテストに合格する。

 今年4月の岐阜オープンで並み居る現役ツアープロを抑えて、アマチュア優勝を果たした織田信亮が猛チャージに成功し、ビッグスコアを叩き出した。「63」。1イーグル7バーディー・1ボギー。1アンダー・26位タイから通算9アンダー・首位タイにジャンプアップした。

「ショットは変わらず好調です。昨日は3メートルくらいのパットが入らず、1メートルを決められませんでしたが、今日はすべて入ってくれた感じです」と織田は振り返る。

 岐阜オープン優勝後、JGTツアー「中日クラウンズ」に出場した際、「あの子だね、勝った子は」とギャラリーから注目を浴びて緊張感がMAXに達し、本来のゴルフが出来ず仕舞いだったという。7月に開かれた日本アマチュアゴルフ選手権の前後は不調に陥り、予選通過を逃していた。それを機に自分のゴルフを見直した。

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「ショットイメージをもっとしっかり出してからアドレスに入ろう。一球に、一打に集中して臨もう」と心に誓うと、不思議とスイングが安定し始めた。

 JGTツアーのファーストQTを受験し、見事に突破。セカンドQT出場資格を得た。

 ゴルフ好きの父・信久と一緒にゴルフショップに行った際、プラスチックのゴルフクラブをおねだりして買ってもらったのは3歳の時だった。それ以降、ゴルフに取りつかれ、現在は福井工業大学2年生となったが、アマチュアゴルフ競技生活に終止符を打ち、プロゴルファー生活の道を選んだ。「選んだからには自分がプロゴルファーである証が必要だと考え、PGAプロテストを受験しました。トップ合格を果たせたなら来年の日本プロゴルフ選手権の出場できるだけに、チャンスがあれば狙って行きます」。その発言が、すでにプロゴルファーらしかったのが印象的だった。

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